荷 物 車 (Part2-1)
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◆マニ36  【マニ36形概要0番代200番代300番代
 老朽化した戦前製や戦災復旧車などの荷物車の置換用として、旧一等車(並ロ)やその格下げ車を中心に余剰座席車を改造して誕生した荷物車で、1966〜1976(昭和41〜51)年に0番代157両、200番代60両、300番代22両、合計239両改造された。種車により車体形状が異なり、各部にリベットが残る丸屋根形(スハ32系のロ、ロハ、ハの改造)、半切妻(折妻)形(戦後製オロ40形オハ35形の改造)、切妻(きのこ)形(スロ60形の改造)、切妻形(スロ50形、スロネ30形の改造)やアルミサッシにTR47台車付きで旧特急車スハ44系列の面影を留めるもの(スハ43系のスハニ35形の改造)までバラエティーに富んでいる。マニ35形と同様に前位には自転車置場、後位には便所・貴重品室、車掌室が配置されており、車掌室はそれまでのマニ60形マニ35形に比べて広くなり、暖房設備も改良されている。1977(昭和52)年のマニ50形の製造開始とともに大量に廃車され、1981〜1984(昭和56〜59)年には19両が救援車オエ61形300番代に改造された。JR東日本に8両が引き継がれ控車として使用されたが、1995(平成7)年までに廃車となり形式消滅した。

形式区分 種 車
(グループ)
改 造 遍 歴 特 徴 両数
0番代 スロハ31形 ← スハ50 ←(格下げ)← スロハ31  スハ32系、丸屋根、狭窓
TR23台車、電気暖房付は+2000
7
スロハ32形 ← スハ50101〜 ←(格下げ)← スロハ32 オハ35系、丸屋根、狭窓
TR23台車、電気暖房付は+2000
12
スロ34形 ← スハ52 ←(格下げ)← スロ34 スハ32系、丸屋根、狭窓
TR23台車、電気暖房付は+2000
2
オロ35形 ← オロ35
← スロ43 ←(電暖化)← オロ35 
← スロフ43 ←(車掌室付)← スロ43 ←
      ←(電暖化)← オロ35 
← オハ53 ←(格下げ)← オロ35 
← スハ54 ←(格下げ)← スロ43 ←
      ←(電暖化)← オロ35 
スハ32系、丸屋根
狭窓(一部アルミサッシあり)
TR23台車、電気暖房付は+2000
44
オロ36形 ← オハ55 101〜 ←(格下げ)← オロ36 オハ35系、丸屋根、狭窓
TR23台車、電気暖房付は+2000
6
オロ40形 ← オロ40
← オハ55 ←(格下げ)← オロ40
オハ35系
丸屋根または半切妻形(折妻端狭形)
狭窓、TR23台車、電気暖房付は+2000
26
スハ32形 ← スハ32 スハ32系
丸屋根または半切妻形(折妻端狭形)
狭窓、TR23台車、電気暖房付は+2000
60
200番代 オロ40形 ← オロ40
← オハ55 ←(格下げ)← オロ40 
オハ35系、半切妻形(折妻端狭形)
TR34台車、電気暖房付は+2000
11
スハニ35形 ← スハニ35 スハ43系、切妻形、狭窓(アルミサッシ)
TR47台車、電気暖房付は+2000
5
オハ35形 ← オハ35(戦前製)
← オハ35(戦後製)
オハ35系、狭窓または広窓、丸屋根または
半切妻形(折妻形または折妻端狭形)
TR23またはTR34台車、電気暖房付は+2000
44
300番代 スロ60形 ← スロ60 切妻形(きのこ形)、狭窓、TR23台車 15
スロ50形 ← スロ50 切妻形、狭窓、TR23台車 1
スロネ30形 ← スロネ30 スハ43系、切妻形、狭窓
TR23台車、電気暖房付は+2000
6


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