24系客車 (Part3)
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! スシ24形0番代の写真を追加し、オシ25形の写真と説明文を追加しました。


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2006. 8.20 改訂

◆オハネフ24
 オハネフ24 1〜27
501, 502(旧オハネ14500番代、「北斗星」用)
 14系寝台車に続いて製造された24系寝台車の量産開始とともに登場したB寝台緩急車で、1973(昭和48)年に27両製造された。その後、1989(平成元)年に「北斗星」用のオハネフ24形500番代(2両)が登場している。
 オハネフ24 1〜27は 24系寝台車の量産開始とともに登場したB寝台緩急車で、1973(昭和48)年に新潟鉄工所、富士重工業、日本車輌で27両製造れた。寝台設備などは14系寝台車を基本としており、寝台幅70cm、寝台自動昇降装置付きの3段式B寝台となっているが(定員45名→2段寝台改造後は30名)、北陸トンネル列車火災事故の教訓から寝台や備品の難燃化・不燃化対策が強化されている。冷房装置は屋根上の車端部にAU76を2台搭載しており、台車はスハフ12形0番代と同じTR217Cを使用している。向日町に新製配置されて寝台特急「あかつき」「彗星」で使用され、その後は全車品川に転属して寝台特急「はやぶさ」「富士」「出雲」で使用された。1976(昭和51)年に同列車が24系25形化されたため、青森や秋田に転属して寝台特急「ゆうづる」「あけぼの」「出羽」などで使用されたが、現在は12両が青森に在籍し 寝台特急「あけぼの」「日本海 3/2号」で使用されている。

 オハネフ24 501, 502は JR北海道において不足する寝台特急「北斗星」用のB寝台緩急車を補うためにオハネ14形500番代を改造したグループで、1989(平成元)年に苗穂工で2両改造された。改造では 寝台を2段式B寝台に変更し、後位側の出入台と寝室との間に乗務員室を設置している。後位側の妻面は切妻形のままとなっているが、貫通扉を引戸から開戸に変更し、貫通扉に字幕を取り付けてテールマークを表示可能とし、4位側には後方監視窓が設けられている。札幌に配置され 上野〜札幌間の寝台特急「北斗星 3/4号」で使用されたが、現在は「北斗星 81/82号」(季節列車)で使用されている。

オハネフ24 502
オハネフ24 502(札サウ
函館駅、2002年 8月15日

 <車両履歴>
  オハネ14 74  (1972年/新製)
    ↓
  オハネ14 507  (1983年/改造)
    ↓
  オハネフ24 502 (1989年/改造)



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◆オハネフ25
 オハネフ25 1〜47(2段寝台)
101〜157(2段寝台、切妻形)
201〜221(2段寝台、折妻形)
301〜303(旧オハネフ25100番代、「瀬戸」「あさかぜ」用)
501〜503(旧オハネフ250番代、「トワイライトエクスプレス」用)
2106, 2108, 2209(旧オハネフ25100番代、オハネフ25200番代、「なは」用)
準備中につき、暫くお待ち下さい。



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◆オシ24
 オシ24 1〜5
101〜105(旧オシ14)
701〜705(旧オシ240番代
準備中につき、暫くお待ち下さい。



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◆スシ24
 スシ24 1〜3(旧サシ481、サシ4890番代、「トワイライトエクスプレス」用)
501〜508(旧サシ481、サシ4890番代、「北斗星」用)
 特急形交直流電車サシ481・489形を客車化改造した食堂車で、1987〜1989(昭和62〜平成元)年に「北斗星」用のスシ24 形500番代(8両)と「トワイライトエクスプレス」用のスシ24形0番代(3両)が登場している。
 スシ24 1〜3は 当時余剰となっていた特急形交直流電車サシ481・489形を改造した食堂車で、1988(昭和63)年に鷹取工で3両改造された。改造では 引通し回路の変更、簡易運転台の撤去、耐寒耐雪改造などが施工され、食堂部分は内装がレトロ調の豪華仕様にグレードアップされた。冷房装置は スシ24 1, 2はキノコ形のAU12(2ユニット入り2台と1ユニット入り2台)を搭載しているが、スシ24 3はAU13Eを5台搭載している。台車は種車の関係でスシ24 1, 2はTR69A、スシ24 3はTR69Hを使用している。宮原に配置され 青20号の塗色でイベント用として使用されたが、1993(平成元)年からは大阪〜札幌間の寝台特急「トワイライトエクスプレス」で使用されている(塗色を濃緑色に変更)。

 スシ24 501〜508は 上野〜札幌間直通列車(後の寝台特急「北斗星」)用として特急形交直流電車サシ481・489形を改造した食堂車で、1987〜1989(昭和62〜平成元)年に苗穂、大宮、新津、松任、吹田の各工場・車両所で8両改造された。改造では 引通し回路の変更、ブレーキ装置のCL化、簡易運転台の撤去、防火対策、耐寒耐雪改造などが施工され、食堂部分は内装が豪華仕様にグレードアップされた。内装は JR北海道所属のスシ24 501〜503, 508は落ち着いたオリエント急行風、JR東日本所属のスシ24 504〜507はモダン調のデザインとなっている(国鉄時代に先行改造された3両(スシ24 501〜503)は食堂の後位側半分にソファタイプのボックス席が設けられていたが、後に撤去して寝台特急「北斗星」用として再整備された)。冷房装置は種車のAU13Eを5台搭載し、台車は種車のTR69Eを使用している。札幌、尾久に配置され、青函トンネル開通後は上野〜札幌間の寝台特急「北斗星」で使用されている。

スシ24 1
スシ24 1(大ミハ NEW
敦賀駅、2005年11月16日

 <車両履歴>
  サシ489-3 (1972年/新製)
    ↓
  スシ24 1 (1988年/改造)
スシ24 502
スシ24 502(札サウ
函館駅、2002年 8月15日

 <車両履歴>
  サシ481-76 (1974年/新製)
    ↓
  スシ24 502 (1987年/改造)



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◆オシ25
 オシ25 901(「夢空間」用ダイニングカー)
 JR東日本が試作した次世代寝台特急車両「夢空間」の展望式食堂車「ダイニングカー」で、1989(平成元)年に東急車輌で製造された。内装のデザインは東急百貨店が担当している。編成の端部に連結することを前提として設計されているため、後位側車端部にオープンスペースの食堂が配置されており、非貫通形の丸妻となっている。食堂は通路を挟んで2列と1列に分かれている。車体中央部にはプライベートダイニング用として4人用個室が設置されている。調理室はオシ24形などと同様のレイアウトであるが、新形機器の導入により作業環境が改善されている。冷房装置はAU76を搭載している。塗色はダークグリーンで、金帯が巻かれている。尾久に新製配置されたが、当初は横浜博覧会や京葉線海浜幕張駅前でPR展示され、その後はオロネ25 901、オハフ25 901や「北斗星」用車両とともに寝台特急「夢空間北斗星」などの臨時列車や団体列車で使用されている。

オシ25 901
オシ25 901(東オク NEW
尾久駅、2006年 7月11日

 <車両履歴>
  オシ25 901 (1989年/新製)



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◆オハ24
 オハ24 301〜303(旧サロ4810番代、「なは」用)
701, 702(旧オシ14、「はやぶさ」「富士」用)
703〜705(旧オハネ140番代、「はやぶさ」「富士」用)
準備中につき、暫くお待ち下さい。


《参考文献》
 ・鉄道ピクトリアル: 「新車年鑑 1988年版」1988-5 増刊(No.496) 鉄道図書刊行会
「新車年鑑 1989年版」1989-5 増刊(No.512)
「特集 14・24系寝台車 (I)」1991-8(No.547)
「特集 14・24系寝台車 (II)」1991-9(No.548)
 ・鉄道ファン: 「特集:ブルートレイン+客車列車」1996-2(No.418) 交友社
「特集:ブルートレイン事情」1997-6(No.434)
 ・Rail Magazine: 「客車列車 世紀末を走る。」2000-10(No.205) ネコ・パブリッシング
 ・「100年の国鉄車両2」1974 交友社
 ・「国鉄車両形式集8 客車 貨車」1987 山と渓谷社
 ・「国鉄特急編成史 機関車・客車編」1999 弘済出版社
 ・「JR気動車客車編成表」各年版 ジェー・アール・アール
 ・「JR全車輌ハンドブック」各年版 ネコ・パブリッシング

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