14系客車 (Part3)
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05.7. 4 改訂

◆オハ14
 オハ14 1〜209
301〜303(旧オハ14SPC0番代、「あかつき」用)
501〜539(旧オハ14SPC0番代、北海道向け)
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オハ14 303
オハ14 303(大ムコ
長崎運転所、1993年 1月 2日

 <車両履歴>
  オハ14 32 (1972年/新製)
    ↓
  オハ14 303 (1990年/改造)



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◆スハフ14
 スハフ14 1〜63
401, 402(旧オハフ15SPC0番代
501〜509(旧スハフ14SPC0番代、北海道向け)
551〜561(旧オハフ15SPC0番代、北海道向け)
 14系座席車の中心形式として製造された発電装置付きの普通緩急車で、1972〜1974(昭和47〜49)年に63両製造された。その後、1977〜1991(昭和52〜平成3)年にスハフ14形400番代(2両)、北海道向けのスハフ14形500番代(9両)、スハフ14形550番代(11両)が改造されている。
 スハフ14 1〜63は 先に登場したスハフ12形と同様にサービス用電源の発電装置を床下に搭載した車両で、1972〜1974(昭和47〜49)年に新潟鉄工所、富士重工業、日本車輌で63両製造された。自車を含め6両まで給電可能な発電装置はインタークーラー付きのDMF15HZ-Gディーゼル機関(出力230PS)とDM93発電機(容量210kVA)を組み合わせたものとなっている。客室は同時期に登場した特急形183系電車に準じた設備で、座席は簡易リクライニングシートが配置され(定員64名)、客窓は固定式複層ガラスが採用されている。後位側妻面(車掌室)の貫通扉には手動式の字幕が取り付けられ、他の特急形客車と同様にテールマークの表示が可能となっている。冷房装置は屋根上にAU13Aを5台搭載し(スハフ14 24〜63は難燃化構造としたAU13AN)、台車はTR217Dを使用している。1980〜1983(昭和55〜58)年に9両が北海道向けのスハフ14形500番代に改造され、イベント用として「サロンエクスプレス東京(後の「ゆとり」)」「サロンカーなにわ」「スーパーエクスプレスレインボー」用のスロフ14形700番代に6両、「みやび」「浪漫」用のスロフ14形800番代に4両、JR西日本のリゾート用客車のスハフ14形200番代に4両、JR東海の「ユーロピア」用として1両がスハフ14形700番代に改造された。現在は6両が宮原、JR四国(所属区は不明)に在籍し、波動用として使用されている。

 スハフ14 401, 402は 「サロンエクスプレス東京(後の「ゆとり」)」「サロンカーなにわ」への改造種車を捻出したときに不足したスハフ14形の予備車確保のためにオハフ15形から改造編入したグループで、1983(昭和58)年に大宮、高砂工で2両が改造された。改造では床下にスハフ14形0番代と同じ発電装置(ディーゼル機関 DMF15HS-G、発電機 DM82)を増設し、それに伴う配電盤、排気管の取り付けなどが行われたが、室内は種車のまま変更されていない(定員64名)。品川、宮原に配置され、その後は尾久へ転属し急行「八甲田」「津軽」などで使用されたが、2003(平成15)年までに2両とも廃車となり形式消滅した。

 スハフ14 501〜509は 急行「まりも」「大雪」「利尻」などでそれまで使用されていた一般形客車(スハフ44形など)の置換用としてスハフ14形0番代を北海道向けに改造したグループで、1983(昭和58)年に五稜郭車両センターで9両改造された。改造では 北海道向けに室内暖房の強化や出入扉の引戸化などの耐寒耐雪改造が施工され、SG(蒸気暖房装置)の引通し管を新設して一般形客車との連結を可能とした。台車はブレーキシリンダを台車側バリ外側に移設したTR217Gに変更された(最高速度 95km/h)。札幌に配置され急行「まりも」「大雪」「利尻」「ニセコ」などで使用されたが、同列車の廃止や特急化に伴い運用範囲が縮小され、現在は7両が旭川、札幌に在籍し 青森〜札幌間の急行「はまなす」や「SLすずらん号」で使用されている。

 スハフ14 551〜561は 急行「まりも」「大雪」「利尻」用としてオハフ15形0番代を北海道向けに改造したグループで、1983(昭和58)年に五稜郭車両センターおよび高砂工で11両改造された。改造では スハフ14形400番代と同様に発電装置(ディーゼル機関 DMF15HS-G、発電機 DM82)を床下に取り付けられ、さらに北海道向けとして室内暖房の強化や出入扉の引戸化などの耐寒耐雪改造が施工され、SG(蒸気暖房装置)の引通し管が新設された。札幌、函館に配置され 急行「まりも」「大雪」「利尻」「ニセコ」などで使用されたが、現在は4両が札幌に在籍し 急行「はまなす」などで使用されている。

スハフ14 28
スハフ14 28(熊クマ 
川尻駅、1994年 5月 5日

 <車両履歴>
  スハフ14 28 (1974年/新製)
    
   −−−  (1994年/廃車)
スハフ14 401
スハフ14 401(東オク 
秋田駅、1991年11月 3日

 <車両履歴>
  スハフ14 41 (1972年/新製)
    ↓
  スハフ14 401 (1983年/改造)
    
   −−−   (2003年/廃車)
スハフ14 508
スハフ14 508(札サウ
北見駅、1986年 9月11日

 <車両履歴>
  スハフ14 38 (1974年/新製)
    ↓
  スハフ14 508 (1982年/改造)
スハフ14 555
スハフ14 555(札サウ 
函館駅、2002年 8月15日

 <車両履歴>
  オハフ15 31 (1972年/新製)
    ↓
  スハフ14 555 (1981年/改造)



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◆オハフ15
 オハフ15 1〜53
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《参考文献》
 ・鉄道ピクトリアル: 「特集 12・14系座席客車」1990-7(No.530)
「特集 12・14系座席客車」2005-2(No.757)
 ・鉄道ファン: 「特集:ブルートレイン+客車列車」1996-2(No.418) 交友社
「特集:ブルートレイン事情」1997-6(No.434)
 ・Rail Magazine: 「客車列車 世紀末を走る。」2000-10(No.205) ネコ・パブリッシング
 ・「100年の国鉄車両2」1974 交友社
 ・「国鉄車両形式集8 客車 貨車」1987 山と渓谷社
 ・「国鉄特急編成史 機関車・客車編」1999 弘済出版社
 ・「名列車列伝シリーズ18 東北客車急行」2003 イカロス出版社
 ・「JR気動車客車編成表」各年版 ジェー・アール・アール
 ・「JR全車輌ハンドブック」各年版 ネコ・パブリッシング

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