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EF63形(EF63 1〜25) | |||
最急勾配66.7‰を有する信越本線横川〜軽井沢間(碓氷峠)の新線開通に際して補機用として製造された直流電気機関車で、1962〜1976(昭和37〜51)年に東京芝浦電機(東芝電機)、川崎車輌(川崎重工)、三菱電機で25両製造された。アプト式の従来機ED42形と異なり、一般的なレール粘着式に置換するために発電ブレーキ方式を採用しており、各主電動機ごとの独立回路として、台車には電磁吸着ブレーキを装備し、電機子短絡ブレーキや機械式ロックブレーキなど多重の安全対策が施されている。2エンド側(軽井沢方)には各種ジャンパ栓受と自連・密連双頭連結器が装備されおり、電車や気動車など各種車両と連結できるようなっている。当初から客車や貨車を牽引する本務機EF62形とは協調運転できるようになっていたが、1968(昭和43)年以降は12両編成の169・189・489系電車とも協調運転できるようになった。横川(当初は高崎)に配置され横川〜軽井沢間で長らく使用されたが、1997(平成9)年の北陸新幹線の開通による同区間の廃止により 1998(平成10)年までに全車廃車となり形式消滅した。 |
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