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DE10 1095
DE10 1095(高)  観音寺駅、2009年 5月16日
DE10形1000番代(DE10 1001〜1210)
 支線区での客貨列車の牽引と操車場などにおける入換作業用として製造されたディーゼル機関車DE10形出力増強形のうち0番代と同様に客車用蒸気暖房装置(SG)搭載で登場したグループで、1969〜1973(昭和44〜48)年に汽車製造、日本車輌、川崎重工業で210両製造された。1位側ボンネット内に機関、冷却装置、変速機などを搭載し、2位側にはSGと空気ダメ類を収め、運転室床下にSG用水タンクを搭載している。機関はDE10形0・500番代のDML61ZA(1250PS/1500rpm)の噴射ポンプや予燃焼室を改良して1350PS(1550rpm)に出力増強したDML61ZBを搭載している(SG未搭載のDE10形1500番代と同じ)。1972・1973(昭和47・48)年製のDE10 1153〜1210は3軸台車の揺れマクラ支持機構を変更して簡素化した構造のDT141に変更し、1973(昭和48)年製のDE10 1188〜1210は運転室の天井部に扇風機を設置している(屋根上に扇風機カバーが突出)。北海道を除く全国のローカル線や入換用として使用されたが、客車列車の気動車化や貨物輸送の縮小のため廃車が進み、現在は74両が主に構内入換作業用として使用されている。


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