キハ58系 (Part1)
【 キハ58系 Part1|2 -キハ28-3 -キハ58-4 】 【HOME


TOPPREVNEXTBOTTOM

◆キハ27
 キハ27 1〜56(北海道向け)
101〜129(北海道向け、長大編成対応車)
201〜217(北海道向け、モデルチェンジ車)
 キハ56キロ26形とともに北海道向けとして登場した急行形気動車で、1961〜1968(昭和36〜43)年に102両製造された。北海道内の急行でキハ56形などとともに長らく使用され、その後は急行列車の特急化などにより普通列車などに転用されたが、老朽化のため一般車は1997(平成9)年までに全車廃車となり、現在は快速「ミッドナイト」用に改造されたキハ27形500番代と550番代が5両在籍するのみである。
 キハ27 1〜56キハ56形0番代などとともに登場した初期のグループで、1961〜1962(昭和36〜37)年に東急車輌、帝国車輌で56両製造された。基本設計は後に製造されたキハ28形0番代と共通であるが、耐寒耐雪構造のため客窓は二重窓となっており(窓の高さも100mm狭い)、各種機器類には温水管やヒーターを設けるなどの凍結対策が施されている。機関は180PS(1,500rpm)のDMH17Hを1台搭載し、台車はDT22A(TR51A)を使用している。1989(平成元)年までに廃車となったため区分消滅した。

 キハ27 101〜129キハ56形100番代などとともに長大編成対応車として登場したグループで、1963〜1967(昭和38〜42)年に帝国車輌、東急車輌、日本車輌で29両製造された。車体構造はキハ27形0番代を基本としているが、ブレーキ引通し回路の追加、ブレーキ制御機器、電磁ブレーキ用遮断機の取り付けなどが施されている。キハ27 101〜103はDT22A(TR51A)台車を使用しているが、キハ27 104以降はDT22C(TR51B)台車を使用している。1973(昭和48)年に3両がキロ29形に改造され、残った車両も1993(平成5)年までに廃車となり区分消滅した。

 キハ27 201〜217はキハ58形1100番代などと同時期に登場した最終増備グループで、1968(昭和43)年に新潟鉄工所、日本車輌で17両製造された。ほかのキハ58系最終増備車と同様に 運転台窓がキハ45系と同じ曲面ガラスに変更され、前面下部には排障器が取り付けられている。冷房準備工事が施されているため、客室の通風器は強制通風方式に、出入台の通風器は吸込式に変更された。1988〜1990(昭和63〜平成2)年に快速「ミッドナイト」用のキハ27形500番代に2両、キハ27形550番代に4両が改造され、残った車両も1997(平成9)年までに廃車となったため区分消滅した。

キハ27 51
キハ27 51(札ナホ
旭川駅、1987年 8月26日

 <車両履歴>
  キハ27 51 (1962年/新製)
    
   −−− (1988年/廃車)
キハ27 112
キハ27 112(函ハコ
旭川運転所、1992年 5月 8日

 <車両履歴>
  キハ27 112 (1965年/新製)
    
   −−−  (1992年/廃車)
キハ27 215
キハ27 215(札ナホ
深川駅、1992年 5月 5日

 <車両履歴>
  キハ27 215 (1968年/新製)
    
   −−−  (1995年/廃車)



TOPPREVNEXTBOTTOM

◆キハ28
 キハ28 1〜203(冷房用発電機付は+2000)
301〜494(長大編成対応車、冷房用発電機付は+2000)
501〜504, 1505〜1510(寒地向け、モデルチェンジ車、1500番代は冷房用発電機付)
2505〜2510(旧キハ281500番代、寒地向け、モデルチェンジ車、冷房用発電機付)
801〜813(修学旅行用)
1001〜1024(モデルチェンジ車、冷房用発電機付は+2000)
SORRY 準備中につき、暫くお待ち下さい。



TOPPREVNEXTBOTTOM

◆キハ56
 キハ56 1〜47(北海道向け)
101〜151(北海道向け、長大編成対応車)
201〜214(北海道向け、モデルチェンジ車)
 キハ27キロ26形とともに北海道向けとして登場した急行形気動車で、1961〜1968(昭和36〜43)年に102両製造された。北海道内の急行でキハ27形などとともに長らく使用され、その後は急行列車の特急化などにより普通列車などに転用されたが、現在は波動輸送用として残るキハ56形200番代が7両と「お座敷車」用に改造されたキハ56形550番代が2両在籍するのみである。
 キハ56 1〜47キハ27形0番代などとともに登場した初期のグループで、1961〜1962(昭和36〜37)年に新潟鉄工所で56両製造された。基本設計は後に製造されたキハ58形0番代と共通であるが、耐寒耐雪構造のため客窓は二重窓となっており(窓の高さも100mm狭い)、各種機器類には温水管やヒーターを設けるなどの凍結対策が施されている。機関は180PS(1,500rpm)のDMH17Hを2台搭載し、台車はDT22Aを使用している。1986(昭和61)年に6両がキハ53形500番代に改造され、残った車両もJR移行直前の1987(昭和62)年までに廃車となり区分消滅した。

 キハ56 101〜151キハ27形100番代などとともに長大編成対応車として登場したグループで、1963〜1967(昭和38〜42)年に新潟鉄工所で51両製造された。車体構造はキハ56形0番代を基本としているが、ブレーキ引通し回路の追加、ブレーキ制御機器、電磁ブレーキ用遮断機の取り付けなどが施されている。キハ27 101〜103はDT22A台車を使用しているが、キハ27 104以降はDT22C台車を使用している。1984(昭和59)年に2両が和式車両「くつろぎ」用のキロ59形に改造され、1986(昭和61)年に4両がキハ53形500番代に改造され、1990(平成2)年に2両が「カーペット車」キハ56形550番代に改造され(後に「お座敷車」へ再改造)、残った車両も2000(平成12)年までに全車廃車となり区分消滅した。

 キハ56 201〜214キハ27形200番代などとともに登場した最終増備グループで、1968(昭和43)年に新潟鉄工所、富士重工業で14両製造された。ほかのキハ58系最終増備車と同様に 運転台窓がキハ45系と同じ曲面ガラスに変更され、前面下部には排障器が取り付けられている。冷房準備工事が施されているため、客室の通風器は強制通風方式に、出入台の通風器は吸込式に変更された。1985〜1986(昭和60〜61)年に3両が「アルファコンチネンタルエクスプレス」用のキハ59形(キハ59 1,2,101)に改造され、現在は波動輸送用として釧路と苗穂に7両が在籍するのみである。

キハ56 23
キハ56 23(札ナホと表記
北海道鉄道記念館、1987年 8月27日

 <車両履歴>
  キハ56 23 (1961年/新製)
    ↓
   −−− (1987年/廃車)
キハ56 117
キハ56 117(旭アサ
小樽築港駅、1992年 5月 5日

 <車両履歴>
  キハ56 117 (1965年/新製)
    
   −−−  (1993年/廃車)
キハ56 214
キハ56 214(札ナホ
函館運転所、1992年 5月17日

 <車両履歴>
  キハ56 214 (1968年/新製)



TOPPREVNEXTBOTTOM

◆キハ57
 キハ57 1〜36(信越線用)
 当時アプト区間であった信越本線横川〜軽井沢間を通過する急行用としてキロ27形とともに製造された急行形気動車で、1961〜1962(昭和36〜37)年に日本車輌、富士重工業で36両が製造された。機関は180PS(1,500rpm)のDMH17Hを2台搭載し、台車はアプト区間を通過する際に基礎ブレーキ装置がラックレールに接触しないようにディスクブレーキ付きの空気バネ台車DT31を使用している。信越本線の急行などでキロ27形とともに使用されたが、横川〜軽井沢間の新線開通により中央本線の急行用に転用された。JR移行後も一部の車両が四国で使用されたが、1991(平成3)年までに廃車となり形式消滅した。

キハ57 20
キハ57 20(四カマ
高松駅、1986年 3月 1日

 <車両履歴>
  キハ57 20 (1961年/新製)
    
   −−− (1987年/廃車)


HOME】 【 キハ58系 Part1|2 -キハ28-3 -キハ58-4 】 (C)Copyright 1999-2005 Masahiro Ito.
All rights reserved.