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サハ103-776
サハ103-776(西トタ  拝島駅、1987年 3月17日
サハ103形750番代(サハ103-751〜780)
 103系電車の増備における新製車両の製造抑制のためにサハ101形0番代、200番代を103系転用化改造した付随車で、1989(昭和48〜61)年に大井、吹田工で30両改造された。改造では 引通し線の共通化、貫通幌の交換、応荷重装置の取り付けなどが施され、さらにサハ103-751〜767については集中形冷房装置AU75Bが取り付けられた。改造時期により種車のグループおよび改造仕様が異なるため、サハ103-751〜770, 777〜780は冷房装置(AU75AまたはAU75B)付きとなっており、サハ103-751〜767, 777〜780は行先方向膜が取り付けられている。台車は種車のTR64またはDT21Tをそのまま使用している(後にTR212に換装した車両もある)。主に豊田、森ノ宮、淀川に配置され 青梅線、大阪環状線、片町線などで使用され、JR化後は総武中央緩行線、南武線、青梅線などにも転用されたが、2002(平成14)年までに全車廃車され区分消滅した。写真のサハ103-776はサハ101-128を改造した車両で、冷房改造と行先方向膜の取り付けが省略されている。


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