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マヤ10形(マヤ10 2001) | |||
1967(昭和42)年に日本車輌で製造された車両性能試験車で、電気機関車の引張力・消費電力などの運転性能や列車抵抗、列車速度、機関車の各部温度などを測定するための試験車である。車内は前位から順に出入台、主配線室、測定室、暗室、物品整理兼更衣室、会議室、物置、出入台が配置されており、測定室には機関車動輪速度測定装置が設置されている。冷暖房および測定用電源として40kVAの電動発電機が設置されており、直流・交流電化区間では屋根上のパンタグラフから集電し電動発電機で電力を供給できるようになっている。後位側の屋根上は集電用パンタグラフ部分のみが低屋根化され、交直両用の特高圧機器が搭載されており、測定室部分は分散形冷房装置 AU12が4台取り付けられている。台車は120km/h走行が可能なTR206を使用している。尾久に新製配置され新形機関車の性能試験に使用されたが、JR移行直前の1987(昭和62)年に廃車となり形式消滅した。 |
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