クハ115形650番代

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クハ115-652（広ヒロ）　　広島駅、1989年 1月 6日

クハ115形650番代

（クハ115-651～654）

　近郊形115系直流電車の短編成化に伴い中間電動車モハ114形0番代を先頭車化改造・電送解除を行った偶数向き制御車（Tc'）で、1983～1984（昭和58～59）年に広島、幡生工で4両が改造された。改造では床下の電装部品を撤去し、前位側車端部を台枠ごと切断して115系1000番代仕様の先頭部（新品）を接合しており、3位側に115系1000番代仕様のユニット式の便所を追加している。台車は種車のDT21から主電動機と駆動装置を撤去したDT21Tを使用している。改造当初は非冷房であったが、冷房改造によりクハ115-651, 653はWAU102を2台搭載し、クハ115-652, 654は廃車発生品であるAU13Eを6台搭載した簡易冷房改造車となっている。4両とも広島に配置されその後は下関に転属し、山陽本線三石～下関間や呉線などで使用されている。

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