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クハ103形500番代(クハ103-501〜638) | |||
京浜東北線の103系化に伴いクモハ103形とともに登場した偶数向きの制御車(Tc')で、1966〜68(昭和41〜43)年に日本車輌、汽車製造、東急車輌、近畿車輛、川崎車輌、帝国車輌で138両製造された。先に登場した両栓構造のクハ103形0番代を片栓構造としたもので、0番代で取り付けられていた前面2位寄りにジャンパ栓受けが省略されている(定員136名)。台車はTR201を使用しているが、常磐線用として増備されたクハ103-617以降はディスクブレーキ付きのTR212に変更されている。製造当初は非冷房であったが、後に冷房化され集中形冷房装置AU75が1台取り付けられ、JR化後に冷房化された一部の車両は分散形冷房装置AU712などが取り付けられた。浦和、蒲田、下十条、松戸に新製配置されて京浜東北線、常磐線上野〜取手間で使用され、後に仙石線、青梅線、南武線、大阪環状線、阪和線など各地の通勤路線で長らく使用されたが、最近は老朽化などにより廃車が進み、現在は主に森ノ宮、日根野に在籍するのみとなっている。 |
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