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EF30形(EF30 1〜22) | |||
山陽本線下関〜門司間の関門トンネルを牽引するために新製された交直流機初のF級電気機関車で、1960〜1968(昭和35〜43)年に東京芝浦電気、日立製作所、三菱重工業で22両製造された。海底トンネルの海水による腐食を防ぐためステンレス製車体となっており、重連総括運転時を考慮して前面は貫通形となっている。シリコン整流器を本格的に採用した初の電気機関車であるが、交流区間が極端に短いため(門司駅構内の一部)交流側出力が直流の約1/4に押さえられており、主変圧器、整流装置が小形化されている。軽量化のために1台車1電動機方式で、特殊なリンクで連結されたB-B-B軸配置となっている。車体形状はコルゲートが無い先行試作車のEF30 1と量産車のEF30 2〜22のコルゲート車体とに分けられる(写真は量産車)。門司に配置され長らく関門トンネルで使用されたが、EF81形の余剰機の一部が門司に転属となり北九州地区でも使用されたため JR移行直前の1986(昭和61)年までに全車引退した。3号機がJR九州(大分)へ引き継れたが1994(平成6)年に廃車となり形式消滅した。 |
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