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ED10形(ED10 1, 2) | |||
日本初の一般形電気機関車として輸入されたD級電気機関車で、1922(大正11)年に米国ウエスチングハウス・ボールドウィン社が製造した輸入電気機関車である(日本初の電気機関車はアプト式のEC40形)。全長 12,080mm、自重 56.5t、出力 800kWで、車体より張り出したひさしが特徴的なデッキ付き箱形車体となっており、電気機関車では珍しく車体中央部に機械室扉が設けられている。輸入当初は600V/1200V切り替え仕様で 600Vの中央本線と1200Vの山手線の貨物列車で試用されたが、1500Vへ昇圧後は東海道本線の貨物列車で使用された。晩年は横須賀線の貨物列車で使用されたが、1960(昭和35)年までに廃車され形式消滅した。その後、ED10 2は西武鉄道に譲渡され使用されたが(E71に改番)、1986(昭和61)年に廃車され、現在は横瀬で保管されている。 |
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