荷 物 車 (Part4)
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◆オニ70
 オニ70 1〜8
 当初から荷物車として製造された17m級の戦災復旧荷物車で、1947〜1948(昭和22〜23)年に汽車製造、川崎重工で9両製造された。後位に出入台が設けられ、前位から順に荷物室(積載荷重10t)、車掌室が配置されているが、便所は設けられていない。車体は丸屋根形または半切妻(折妻)形の2タイプが存在するが、台車は全車ともTR11を使用している。1954(昭和29)に1両が事故廃車となり、1961〜1963(昭和36〜38)年に6両が救援車オエ70形に改造され、残りの1両が1964(昭和39)年に廃車となり形式消滅した。

オエ70 1
オエ70 1(長モト
長野資材センター、1989年12月29日

 <車両履歴>
  オニ70 3 (1948年/復旧)
    ↓
  オエ70 1 (1961年/改造)
オエ70 9
オエ70 9(長ナノ
長野駅、1986年 6月25日

 <車両履歴>
  オニ70 8 (1948年/復旧)
    ↓
  オエ70 9 (1961年/改造)



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◆マニ71 (スニ71)
 スニ71 1〜17
18(旧マニ77)
 マニ71 1〜17(旧スニ71、電気暖房付は+2000)
18(旧スニ71←マニ77、電気暖房付は+2000)
 オニ70形とともに製造された20m級の戦災復旧荷物車で、1947〜1949(昭和22〜24)年に近畿車輌、川崎重工、汽車製造で18両製造された。後位に出入台が設けられ、前位から順に荷物室、車掌室が配置されており、便所は設けられていない。20m級電車の車体を流用した車両は 荷物扉(1100mm幅)が3カ所となっており、車体を新製した車両は 荷物扉(1800mm幅)が2カ所となっている。荷物室の積載荷重は14tで、台車は全車ともTR23を使用している。製造(復旧)当初はスニ71形であったが、その後「マ」級に等級変更されたため全車マニ71形に形式変更された。また、スニ71 18はマニ77 5からの編入車となっている(詳細不明)。1961〜1965(昭和36〜40)年に8両が救援車スエ71形に改造され、残りの10両も1967(昭和42)年までに廃車となり形式消滅した。

スエ71 37
スエ71 37(仙コリ
会津若松駅、1987年 5月 3日

 <車両履歴>
  スニ71 9  (1949年/復旧)
    ↓
  マニ71 9  (19--年/改番)
    ↓
  マニ71 2009(19--年/電暖化)
    ↓
  スエ71 37 (196-年/改造)



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◆マニ72
 マニ72 1〜25(電車台枠車、電気暖房付は+2000)
 マニ71形に引き続き製造された20m級の戦災復旧荷物車で、1950(昭和25)年に富士産業、汽車製造、新日国工業、日本海ドック工業、帝国車輌で25両製造された。後位に出入台が設けられ、前位から順に荷物室、便所、車掌室が配置されている。電車台枠を再利用した復旧車であるが、車体は新製されたもので完全切妻形となっている。荷物室の積載荷重は14tで、台車はTR23またはTR11(1両のみ)を使用している。1962〜1967(昭和37〜42)年に13両が救援車スエ71形に改造され、残りの12両も1968(昭和43)年までに廃車となり形式消滅した。

スエ71 72
スエ71 72(秋カタ
秋田操車場、1988年11月23日

 <車両履歴>
  マニ72 21 (1950年/復旧)
    ↓
  スエ71 72 (1967年/改造)



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◆スニ73
 スニ73 1〜34(旧オハ70、旧電車形)
 17m級の戦災復旧車オハ70形のうち設備面で大きく見劣りがする電車からの復旧車を種車に改造した荷物車で、1950(昭和25)年に松任、後藤、西鹿児島工で34両改造された。車体は17m電車の面影を多く残した改造で、車内配置は前位から順に荷物室、車掌室、便所となっている。荷物室の積載荷重は10tで、台車はTR11に統一されている。1961〜1966(昭和36〜41)年に25両が救援車オエ70形に改造されたが、残りの9両は1966(昭和41)年までに廃車となり形式消滅した。

オエ70 15
オエ70 15(盛アオ
北上操車場跡地、1989年 5月 7日

 <車両履歴>
  オハ70 37 (1948年/復旧)
    ↓
  スニ73 2 (1950年/改造)
    ↓
  オエ70 20 (1963年/改造)



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◆マニ74
 マニ74 1〜14(旧オハ71、旧電車形)
50〜81(旧オハ71、電気暖房付は+2000)
 20m級の戦災復旧車オハ71形のうち設備面で大きく見劣りする復旧車を種車に改造した荷物車で、1948〜1949(昭和23〜24)年に松任、高砂、後藤、西鹿児島工で46両改造された。車体は電車形(マニ74 1〜14)と客車形(マニ74 50〜81)の2タイプが存在し、電車の台枠を流用した電車形車両は切妻形または半流形となっており、客車の台枠を流用した客車形車両は半切妻(折妻)形となっている。室内は 前位から順に荷物室、車掌室、便所が配置され、車掌室は他形式に比べ広くなっており、長距離列車にも使用できるように簡易寝台が設けられている。荷物室の積載荷重は13tで、台車はTR23またはTR11(1両のみ)を使用している。1961(昭和36)年に3両が配給車オル71形に改造され、1961〜1967(昭和36〜42)年に27両が救援車スエ71形に改造され、残りの16両も1967(昭和42)年までに廃車となり形式消滅した。

スエ71 17
スエ71 17(福フチ
福知山運転区、1986年 8月 4日

 <車両履歴>
  オハ71 21 (1946年/復旧)
    ↓
  マニ74 69 (1951年/改造)
    ↓
  スエ71 17 (1962年/改造)



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◆スニ75
 スニ75 1〜79(旧オハ70、電気暖房付は+2000)
91〜110(旧オハ70、電車台枠車、電気暖房付は+2000)
111(旧オハ70、客車台枠車)
151(旧スニ75111←オハ70)

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◆マニ76
 マニ76 1〜37(旧オハ71、電気暖房付は+2000)
41(旧オハ71、電車台枠車)
91〜93(旧オハ71、電車台枠車、電気暖房付は+2000)
 20m級の戦災復旧車オハ71形のうち最後まで改造されずに残っていた車両を種車に改造した荷物車で、1952〜1953(昭和27〜28)年に後藤、多度津、西鹿児島工で41両改造された。種車の関係で 客車の台枠を流用した客車復旧車と電車の台枠を流用した電車復旧車の2タイプが存在するが、車体形状は丸屋根形、切妻形または半切妻(折妻)形で、車体端部に出入台が復活した客車形車体となっている(便所部分は出入台が中央部に寄っている)。室内配置は 前位から順に荷物室、車掌室、便所となっているが、先に登場したマニ74形のように車掌室には簡易寝台は設けられていない。積載荷重は14tで(マニ74形は13t)、台車はTR23またはTR34(3両のみ)を使用している。1961〜1965(昭和36〜40)年に16両が救援車スエ71形に改造され、残りの25両も1968(昭和43)年までに廃車となり形式消滅した。

スエ71 31
スエ71 31(天カメ 伊勢運転所、1989年 3月17日

 写真:藤田吾郎氏より提供

 <車両履歴>
  オハ71 21 (1947年/復旧)
    ↓
  マニ76 7 (1953年/改造)
    ↓
  スエ71 31 (1963年/改造)



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◆マニ77 (マニ78)
 マニ77 1〜6
 マニ78 1〜5(旧マニ77)

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