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![]() 04. 9.18 改訂 |
◆オハ50
オハ50 | 1〜27, 2028〜2042, 43〜105, 2105〜2118, 119〜135, 2136〜2142, 143〜154, 2155〜2167, 168〜192, 2193〜2254, 255〜262, 2263〜2270, 271〜292, 2293〜2335(2000番代は電気暖房付) |
1089, 1180〜1183, 1189(旧オハ50![]() |
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5001〜5015(旧オハ50![]() |
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オハ50 0番代(電気暖房付は+2000で登場)は一般形として製造されたグループで、1977〜1982(昭和52〜57)年に新潟鉄工所、富士重工業で335両製造された。基本設計はオハフ50形と同様となっており、室内は出入台付近がロングシート化されたセミクロスシート配置で、出入口扉は1,000mm幅の引戸となっている。定員は座席80名、立席32名で、外部塗色は交流電気機関車と同様に赤2号となっている。台車はTR50を基本に新設計されたTR230を使用している。1987(昭和62)年に津軽海峡線用として15両がオハ50形5000番代に改造され、1988(昭和63)年に気動車化改造によりキハ33形1000番代に2両改造され、1993(平成5)年にはJR九州在籍の6両が冷房改造によりオハ50形1000番代に改番された。その他イベント用として、「アメリカントレイン」用のオニ50形に10両、「アイランドエクスプレス」用のオロ50形に2両、「あそBOY」用のオハフ50形700番代に1両が改造された。ローカル線を中心に北海道を除く全国で運用されたが、客車列車の気動車化や電車化に伴う大量廃車により1997(平成9)年までに区分消滅となった。![]() オハ50 1089, 1180〜1183, 1189はJR九州において冷房化改造したグループで、1993(平成5)年に小倉工で6両改造された。改造ではオハフ50形1000番代と同様に床下に空調装置、発電装置などが取り付けられ、床下から室内に冷風を吹き出すための冷房ダクトが座席1ボックス分を撤去して設けられた。そのため定員は座席76名となっており、車号は元番号に1000を加えたものに改番されている。門司、大分に配属され北九州地区および九大本線で使用されたが、客車列車の気動車化や電車化に伴う運用範囲の縮小化により、筑豊本線(門司港・若松〜飯塚間)で使用されたのを最後に2002(平成14)年までに全車廃車となり区分消滅となった。 ![]() オハ50 5001〜5015は津軽海峡線用として改造されたグループで、1987(昭和62)年に釧路、苗穂、大宮、長野、松任、名古屋、鷹取、広島、後藤の各工場・車両所で15両改造された。改造ではオハフ50形5000番代と同様に座席の転換シート化(新幹線用車両からの発生品)、側窓の固定化、青函トンネル内の列車位置表示装置の取り付け、分散形冷房装置(AU13AN)の取り付け、A急ブレーキ弁の追加(110km/h運転対応)などが行われた。青色に白帯の外部塗色で津軽海峡線の快速「海峡」で使用されたが、2002(平成14)年のダイヤ改正で運用を離脱し、現在は函館に1両(保留車)が在籍するのみとなっている。 |
◆オハ51
オハ51 | 1〜62(北海道向け) |
41(旧オハ51![]() |
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5001〜5004(旧オハ51![]() |
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オハ51 1〜62はオハフ51形とともに新製されたグループで、1978〜1982(昭和53〜57)年に新潟鉄工所、富士重工業で62両製造された。基本設計はオハ50形と同様となっているが、台車は耐寒耐雪構造のTR230Aとなっており、車軸発電機は歯車駆動方式のものを装備している。定員は座席67名、立席25名で、外部塗色は赤2号となっている。北海道内各地で運用されたが、1988(昭和63)年に津軽海峡線用として4両がオハ51形5000番代に改造され、その他の車両は客車列車の気動車化や電車化に伴う大量廃車により1994(平成6)年までに区分消滅となった。![]() オハ51 5001〜5004は津軽海峡線用の増備車として改造されたグループで、1988(昭和63)年に五稜郭車両所で4両改造された。改造ではオハ50形5000番代と同様に転換シート化、青函トンネル内の列車位置表示装置の取り付けなどが行われ、さらに分散形冷房装置(AU51)の取り付けなどが行われた。改造当初は110km/h運転に非対応であったが、1997(平成9)年に14系客車のTR217F(廃車発生品)と台車交換し、A急ブレーキ弁が追加されたため 110km/h運転対応となり、さらに「のびのびカーペット車」として連絡船のマス席をイメージしたカーペット敷きに改造され、前位側に荷物置場とラウンジコーナーを配置したため前位側の出入台は塞がれた。青色に白帯の外部塗色で津軽海峡線の快速「海峡」で使用されたが、2002(平成14)年12月で快速「海峡」が廃止され、2003(平成15)年までに全車廃車されて形式消滅した。 |
◆オハフ50
オハフ50 | 1〜40, 2041〜2061, 62〜145, 2146〜2166, 167〜191, 2192〜2203, 204〜224, 2225〜2239, 240〜288, 2289〜2381, 382〜389, 2390〜2400, 401〜437, 2438〜2488(2000番代は電気暖房付) |
1276〜1288(旧オハフ50![]() |
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5001〜5016(旧オハフ50![]() |
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オハフ50 0番代(電気暖房付は+2000で登場)は一般形として新製されたグループで、1977〜1982(昭和52〜57)年に新潟鉄工所、富士重工業で488両製造された。基本設計はオハ50形と同様となっているが、後位出入台客室側に便所が設置され、車掌室が後位側に設けられている。また客車では初めて前位側に業務用扉が設けられ、無人駅における集札業務と扉操作の迅速化に対応している。定員は座席67名、立席25名で、外部塗色は交流電気機関車と同様に赤2号となっている。台車はTR50を基本に新設計されたTR230を使用している。1987(昭和62)年に津軽海峡線用として16両がオハフ50形5000番代に改造され、1991〜1994(平成3〜6)年にJR九州在籍の13両が冷房改造によりオハフ50形1000番代に改番され、1991〜1994(平成3〜6)年にはJR東日本在籍の1両が試験車スヤ50形に改造された。その他イベント用として、「アメリカントレイン」用のオニフ50形に2両、「アイランドエクスプレス」用のオロフ50形に3両、「あそBOY」用のオハフ50形700番代に2両、「ノスタルジックビュートレイン」用の眺望車オハフ50形2500番代に2両が改造された。ローカル線を中心に北海道を除く全国で運用されたが、客車列車の気動車化や電車化に伴う大量廃車により1997(平成9)年までに区分消滅となった。![]() オハフ50 1276〜1288はJR九州において冷房化改造したグループで、1991〜1994(平成3〜6)年に小倉工で13両改造された。改造では床下に空調装置、発電装置などが取り付けられ、床下から室内に冷風を吹き出すための冷房ダクトが座席1ボックス分を撤去して設けられた。そのため定員は座席63名となっており、車号は元番号に1000を加えたものに改番されている。門司、大分に配属され北九州地区および九大本線で使用されたが、客車列車の気動車化や電車化に伴う運用範囲の縮小化により、筑豊本線(門司港・若松〜飯塚間)で使用されたのを最後に2002(平成14)年までに全車廃車となり区分消滅となった。 ![]() オハフ50 5001〜5016は津軽海峡線用として改造されたグループで、1987(昭和62)年に五稜郭、土崎、大宮、長野、松任、名古屋、鷹取、広島、後藤の各工場・車両所で16両改造された。改造ではオハ50形5000番代と同様に座席の転換シート化(新幹線用車両からの発生品)、側窓の固定化、青函トンネル内の列車位置表示装置の取り付け、分散形冷房装置(AU13AN)の取り付け、A急ブレーキ弁の追加(110km/h運転対応)などが行われた。青色に白帯の外部塗色で津軽海峡線の快速「海峡」で使用されたが、2002(平成14)年12月で快速「海峡」が廃止され、現在は救援車および保存車の3両が函館に在籍するのみとなっている。 |
◆オハフ51
オハフ51 | 1〜68(北海道向け) |
5001〜5004(旧オハフ51![]() |
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オハフ51 1〜68はオハ51形とともに新製されたグループで、1978〜1982(昭和53〜57)年に新潟鉄工所、富士重工業で68両製造された。基本設計はオハ51形と同様となっているが、後位出入台客室側に便所が設置され、車掌室が後位側に設けられている。台車は耐寒耐雪構造のTR230Aとなっており、車軸発電機は歯車駆動方式のものを装備している。定員は座席67名、立席25名で、外部塗色は赤2号となっている。1989〜1990(平成元〜2)年に津軽海峡線用として4両がオハフ51形5000番代に改造され、1990〜1995(平成2〜7)年に キハ141形に14両、キハ142形に15両、キハ143形に11両、キサハ144形に5両改造され、さらに1998(平成10)年に3両が「ノロッコ」列車用としてオハ510形、オハテフ510形、オクハテ510形にそれぞれ改造された。北海道内各地で運用されたが、現在は岩見沢に1両在籍(保留車)するのみである。![]() オハフ51 5001〜5004は津軽海峡線用の増備車として改造されたグループで、1989〜1990(平成元〜2)年に五稜郭車両所で4両改造された。オハ51形5000番代と同様に座席の転換シート化、昇降窓の一部固定化、青函トンネル内の列車位置表示装置の取り付け、分散形冷房装置(AU51)の取り付けなどが行われた。改造当初は110km/h運転に非対応であったが、1996〜1997(平成8〜9)年に14系客車のTR217F(廃車発生品)と台車交換し、A急ブレーキ弁が追加されたため 110km/h運転対応となった。外部塗色は青色に白帯で、津軽海峡線の快速「海峡」で使用されていたが、2002(平成14)年12月で快速「海峡」が廃止され、現在は救援車として2両が函館に在籍するのみとなっている。 |
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オハフ51 15(札イワ) 岩見沢駅、1986年 9月 9日 <車両履歴> オハフ51 15 (1980年/新製) ↓ キハ143 153 (1994年/改造) |
《参考文献》 | ||
・鉄道ピクトリアル: |
「新車年鑑 1988年版」1988-5 増刊(No.496) 鉄道図書刊行会 「新車年鑑 1989年版」1989-5 増刊(No.512) 「特集 50系客車」1992-4(No.558) |
・鉄道ファン: |
“新車ガイド: ”1978-1(No.201) 交友社 “新車ガイド: ”1979-4(No.216) 交友社 |
・「国鉄車両形式集8 客車 貨車」1987 山と渓谷社 | ||
・「国鉄特急編成史 機関車・客車編」1999 弘済出版社 | ||
・「JR気動車客車編成表」各年版 ジェー・アール・アール | ||
・「JR全車輌ハンドブック」各年版 ネコ・パブリッシング |
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